悩んだ挙げ句の釧路川出撃
思い立ったが吉日
寝過ごしを恐れ、夜半の出撃となった。
細岡の看板は見えたものの、どこがポイントなのかもわからず暗闇を車でウロウロ。
とりあえず川岸にと右にハンドルを切ると、隊長さんのブログで拝見したカヌー乗り場?とおぼしき河畔にでた。
空は満天の星。
気温は−4℃。
仮眠をとろうかと悩んだものの、あまりの星の輝きに誘われて、車の横にテーブルを出す。
ストーブで湯を沸かし、珈琲を落とすと....なんと贅沢な時間でしょう。
背後に踏切の電灯が一つあるだけ。
流れ星がいくつも流れて行きました。
車のエンジンを切り、カーステにジョージ・ウインストンのCDを入れると、もうこれだけで,来た甲斐があったというものです。
広い駐車場には人影がありません。
嬉しいような...人がいないということは.....
やがて夜があけ、人生の先輩がお二人。
驚いたことに、釧路川に流れ込む支流脇でワカサギ?釣りでしょうか。
★アベックがこっそりと
★こんなところ
何年か前に通っていた風連川の風景に似ています。川幅はこちらの方がかなり広いですが。
B級はポイントがよくわからないので、とりあえず支流脇から対岸めがけて
「ウリャ〜!」「オリャ〜!」「トォ〜!」
と遠投。だって
隊長さんのブログに対岸ギリギリの深みがポイントと書いてあったんだもん。
と数投目でゴン!
やった〜と思ったら「ウ」
★釧路まで来てアンタですか?
この後しばらくは「ウ」様の大歓迎。
そのうち二人組がやって来て上流に向かって歩いて行った。
間もなく別の二人組も上流に向かって行った。
そうかそうか、あっちがポイントなんだな、と移動開始。
しばらくはアタリも無く、絨毯爆撃を繰り返しながら上流へ。
先行の釣師が40アップを釣り上げていました.....羨
河畔林が枝を伸ばし、ポイントが限られます。
木々の間からポイと投げ込んだルアーにゴン!
★お初にお目にかかります(36センチ)
釧路川のアメに初めてお目にかかりました。
きれいな魚体ですが、やはり細い。
この後4本のアメを掛けましたが、どれも最初の一本より小さく、サイズアップに至りません。
★フェチ
30センチほどですが、どれもこれもきれいな魚体でした。
先行の釣師に追いつきお話をすると、50オーバーが出たとのこと。
その後、ここはと思えるポイント、ゴン!!!
デカイ! ゴン! ゴン! と対岸近くの川底で魚体をくねらせているのがわかる。
グングン! とひと暴れし、見事にルアーを外してお帰りになりました...悔。
アタリが止まったので、車に戻ると釣師がたくさんルアーを投げていた。
車の横のテーブルでカップラーメンを食べながら様子を見ていると、朝ウグイが釣れたポイントで3人組の釣師が「ウ」の爆釣状態。
3人のうちの一人は3回投げると1回はヒット!というくらいの「ウ」の嵐。
車の前で釣っておられた方も「アタリはあるんだけどなぁ」と今ひとつのご様子。
腕なのか時期なのか.......。皆さん苦戦しておられる御様子。
正攻法ではダメか.......。
ならば禁断の秘密兵器を試してみよう。
禁を破ることに後ろめたさを感じつつ.........。
秘密兵器とはトレーラーです。
13gのスプーンのフックを外し、40センチほどのラインを結び、その先にフライをセット。
今回は赤いマラブーです。
秘密兵器を投入して3投目でゴン!
★ちょっと嬉しい
細いのですが、何とか40オーバーです。
昼には竿をしまい、釧路川を後にした。
帰り道何カ所かで丹頂を見た。
★農家のすぐ横で
親子水入らずですね。
弟子屈まで来ると右手にたっぷりと雪をかぶった斜里岳の頂が見えました。
★斜里岳を裏から(釧路の方はこちらが表なんでしょうが)
雪の無い釧路地方との対比がとてもきれいでした。写真が少しぼんやりしているのが残念です。
斜里岳を見ていると........ちょっとだけ屈●路湖を覗いてみたくなり、ちょっとだけ寄り道。
美●峠下の林道脇の流れ込みに立つと、そこら中にヒメマスが。
産卵期が終わったのか、尾びれが欠けていたり、鰭が白くボロボロになったゾンビのような魚がたくさん泳いでいます。「お疲れさま」と声をかけたくなります。
遠くで元気なライズがいくつかありましたが、とてもルアーでも届く距離ではありませんでした。
一度だけゴンゴン!と元気なアタリがありましたが、バラシ....。
峠を越えて、温泉に入って至福の一日でした。
大きなアメには会えず残念でしたが、満天の星空の下での珈琲。ジョージ・ウインストンの曲。小さいとは言え釧路川のアメ。丹頂の親子。雪の斜里岳。
久々のリフレッシュでした。
釧路川.........奥が深いぞ。
アメマス....,.なかなかやるな。