無礼討ち
29日の夕間詰め、ガツン ゴツンと味をしめたB級釣師は翌朝の作戦を練っていたが...。
雨音は大きくなるばかり。
こんな日もあるさ、と早々に就寝。
その甲斐あって、翌朝四時半に目覚め。
どうせ雨だし...とカーテンを開くと薄日が射している。
早起きは3匹の得! 出撃! 出勤まで3時間はある。
ニジの狙えそうな、ちょい上流へ!
ガ〜〜ン.... 増水+濁り
試しにミノーを投げてみるものの、流されてきた枯れ葉がミノーを包み、巨大なミノムシ状態。
仕方なく引き返すが、昨日のポイントを覗いてみることに。
????????????????
クリアー!!
上流が濁っていて、なんで?
おそらく、途中に流れの緩やかなトロ場があるので、そこで砂や泥が沈んでいるのかもしれない。でも枯れ葉はどこへ? と、頭の片隅で考えながら、手は釣り糸を竿に通している。
釣り人なし! 完璧!
ここで問題が......。
B級フライは夕暮れ時にはめっぽう強いが、日中は見向きもされない。
何から行こうか?....とフライボックスを覗いてもカディスしか無い。
悩む必要はなかった。
小さなライズが見えたので、浮力の強いカディス(フロ−ティングラインの切れ端をボディーにしたもの) を流す。B級フライにしては良く浮く。でも無反応。
ん〜! 昨夜と同じ#14に換える。
コツコツコツコツと「ウ」が遊ぶ。
エイッ! と、思いきり良く#10で勝負!
と思ったら、ルアーマンがいきなり私の横でキャスト開始。
私のラインが流れる先に、ミノーをキャスト。
それは無いだろう!! と思いながらも、キャスト!!
カディスがふわりと水面に落ち、ルアーマンの正面を流れ、水の抵抗で毛針が水面下に没した瞬間
ゴン ゴン ゴン!!!
すぐ下流にルアーマンが居たため、至って平静を装い、何事も無いかのように、キリキリキリとリールを巻く。ルアーマンがこちらを見ている。 平静 平静
岸辺に上がり、ネットインするとルアーマンは「サ●ラですか〜?」と聞いてきた。
興奮を抑え、いつもより低い声で「そうだよ」と応える。
これだけではまだまだ不十分。
狙いは、かのルアーマンの立つ岸際、足下の流れから引っ張りだしてやる!!
その後立て続けにゴンゴンゴンと3本ゲット。
2本目は狙いどおり彼の足下約2m前方でヒット!!
「フライはあたりますね〜」と言い残してかれは去って行ったのであります。
「無礼討ちぢゃ!」と息巻いたものの、何となく後味の悪い釣りとなりました。
成 果
○ 日中でもB級フライが通用することが証明されたぞ! (^B^)Y
○ キモは流し方か?
閑話休題
ラパラのCD-10MAGNUMを399円でゲット
なんだか安っぽい感じ.......でもそこが良かったりするB級です。
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