わらしべ長者 2
またまたどうでもいい話
数年前の真夏。
網走の港でカレイ釣りをしていたときの話。
海水浴気分で岸壁で竿を出していると、近くに泊まっていたロシア船から若者が数人やってきて、何やら口々に話しかけてくる。ロシア語は全くわからないものの、要するに、「釣り竿をくれ」「リールをくれ」ということらしい。挙げ句の果てに、クーラーの上に置いておいた100円ライターをくれ、とまで言い出す始末。
前日までの多忙を晴らそうとやってきたのに....。
そのとき、車の後にバナナ一房を積んでいたことを思い出した(前夜友人が、くれたもの)。
そこで、友人には申し訳ないが、彼らにバナナを提供。彼らはバナナを下げて、大喜びで船に帰っていきました。
やっと静かになったと思ったら、またまた、数人が段ボール箱を持って登場。
「ゲッ!」と思たのもつかの間、その段ボール箱を私にくれるとのこと。
中には赤い魚が数匹。スーパーで安売りしている赤魚。
「まあいいか。 ただのタカリ屋じゃないんだな」と少し反省してしばらく談笑(もちろんロシア語はわからん)。
彼らの云うには、樺太の港の周りにはとてつもなくデカいカレイがたくさん居るそうな。でも釣り具が手に入らず、あっても手が出ないほど高いらしい。しばらくそんな話をして、帰宅。
段ボール箱を持ってカミさんの実家にいくと「まぁ! 立派なキンキ。 高かったでしょう?」とのこと。
スーパーで一尾1000円以上するキンキが、ナント7匹。
株式投資の時代は終わった!
みんな! バナナを持って岸壁に出かけよう!
これって、法律違反?
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