最強フライ

B級釣師

2006年07月04日 23:23

A級釣師の皆様には無用のページです。

まずは日曜日夕刻の釣り場を

★このポイントだけで2時間


まずは湿式フライでスタート。
しかし、アタリがありません。写真のポイントまで下ってくると、木の下でライズを発見。

ドライ(カディス)に替えてポン。
ポン  「ウ」がパクッ。
ポン  「ウ」がパクッ。
ポン  「ウ」がパクッ。
3匹も釣るとカディスはヘロヘロ。
いつものヘロヘロパワーも発揮できず、フライの消耗が...。

そこでフライボックスの片隅で埋もれていたピーチくんが出動。
昨年2本巻いたうちの一本です。

★ピーチくんです(^B^)/

TMC100 #12
緑色のボディーにグリズリーのハックル
背中に発砲スチロールを背負っています。

これが最強フライの正体です。

何が最強なのか?

あくまでも最強フライです! すっごく釣れるフライではありません。 美しいフライでもありません。
あくまでも「最強」です。

写真のポイントで「ウ」の嵐。

ポイント下流部でヤマベがジャンプヒット!

★20センチ弱のヤマベです


プールの流れ出し下部で、ジャ〜ンプ一発!
美しい光景でした。

その後40㎝くらいの大物(サクラ)のライズが何度かあったものの、ヒットするのは「ウ」のみ。
約2時間の間に38匹の「ウ」をゲット。(移動しろよ!と言われそう)

使用したのはこのピーチくん一本だけです。

「ウ」がかかり、ネバネバ沈没....しかし、ラインを振ってフライをペチペチ水面に叩き付けるとあら不思議、フライがポッカリ水面に浮いています。

このフライが最強なのは「浮力が落ちない」ことです。発泡スチロールを背負っているのですから当然と言えば当然。

しかし、アベレージ30㎝の「ウ」の直撃弾を38発も受けても、戦闘能力は落ちず、B級釣師がもっとも重視する耐久性において最高のパワーを発揮したのです。

このピーチくんの背負っている発泡スチロールですが...

★もとはこんなもの


★そのまた元はこんなもの


何だか見たことあるでしょう?
★さらにロングで見てみると


これな〜んだ?

そう、そのとおり!

昨年、実家の母が送ってくれた桃を包んでいた梱包材です。
桃やリンゴを包んでいるアレです。もし母がリンゴを送ってくれていたら、このフライはアップルくんになっていました。

恐るべし資源ゴミ。

このフライ一本で、どれくらい釣れるか試してみたくなり、この日の夕刻はピーチくんと「ウ」と心中。
でもこの発砲スチロールを使ってバリエーションを広げる楽しみが。

★充実の午後でした。

夕焼けの中を飛んでいるのはアオサギです。

カディス一本で勝負して来たB級釣師にとて、耐久性といい、釣果(ウしかいないポイントだったと言い聞かせ)、コストすべてに満足のいく一本です。
おためしあれ。

久々に燃えた2時間でした。
空も賞賛してくれています。


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