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2006年09月20日

ウチダさん

ウチダさんといっても、内田有紀や内田恭子、ましてや内田裕也ではありません。
内田有紀さんはちょっとステキ。

でも、昨日川で出逢ったウチダさんのことです。


★私がウチダです。
ウチダさん

私がウチダさんに出会ったのは、もう18年も前のこと


当時は友人とたびたび阿寒湖に出かけておりました。

岸からのルアー・ゴムボートでのトローリング.....。
懐かしい思い出です。

当時私たちが狙っていたのはデカイ虹鱒。

トロトロと走るボートに立てかけた竿がグンとしなると、後方で虹鱒がジャ〜ンプ!

しかし現実は厳しく、釣れるのはアメマスばかり。

リールを巻いてくると、銀色ではなく、黄色い魚体がギラリ。

「ケッ アメマスかよ!」と湖に投げ返され、冷遇されていたのも今は昔の古き良き時代です。

 さて、岸からルアーを投げていたときのこと。

 湖底の石ころのスキマにザリガニを発見。
 当時、B級は北海道に移住したばかりで、釣りも数年ぶりに再開したばかり。

 ザリガニと言えば「アメリカザリガニ」しか知らなかった頃です。

 久しぶりのザリガニの姿に感動し、数日後イカゲソを持って阿寒湖へ。

 桟橋の上でルアーを振りながら、足下にはイカゲソの付いた糸が。

 間もなく糸がソロリソロリと張っていきます。

 そ〜っと糸を引っ張ると、ピンと張り切った後に、ザリガニの足が湖底から離れる瞬間の「クン」という感触。この瞬間がザリガニ釣りの醍醐味です。
 
 ゆっくりと糸を巻き上げ、水面ギリギリで網ですくう。

 こうやって、あっという間にバケツ一杯ゲットです。

 ところがこのザリガニ、私の記憶の中にあるザリガニとは体型も色も違った。
 アメリカザリガニよりも遥かに大きく、色も褐色。 ツメはやたらと大きいのに、胴は短い。漁協のオジさんに聞くと「ウチダザリガニ」だそうな。
 名前から「内田博士(誰それ?)」が発見した北海道の固有種と思い込んでいました。

★どうだ オレさまのツメは!
ウチダさん

 ザリガニと戯れている間に、振り向くとバケツから逃げ出したウチダさんが、カラスやカモメ(ミヤコドリ?)に狙われ、空高く飛んで行きました。

 このバケツ一杯のザリガニの行くへは???

 私たちの胃袋でした。

 デッカい鍋でグラグラと煮立った湯の中に入れると、見事なまでに真っ赤に染まります。

 一番評判が良かったのは、塩茹でにポン酢。
 友人はマヨネーズ味。

 さて、このウチダザリガニ、1930年頃に食用として移入。北海道の摩周湖に放たれたらしい。家畜の餌ではなく、人間の食用です。これが北海道各地に広がっていったようです。

 この強力なツメと大きな体では、ひっそりと暮らすニホンザリガニが太刀打ちできるわけがありません。ニホンザリガニは雄大な北海道の川や湖を追われ、今では山間の渓流にその姿を残すのみとなったようです。釧路湿原でもかなり少なくなっているとか。

 北海道も、この事態を重くとらえ、北海道 環境生活部 環境局 自然環境課 特定生物グループではこんなページを作っています。(なんか怪しくも楽しそうな仕事していそう)
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/alien/zarigani/zarigani_top
 
 北海道のみなさん ウチダさんにお会いしたら、美味しい塩ゆでにしてニホンザリガニを守りましょう。

 滋賀県の方にもタンカイザリガニ(ウチダザリガニと同種と言われている)が生息しているそうです。 


 昨年、友人とその子供と、屈斜路湖で久々のザリガニ釣りをしました。
 もちろん美味しくいただきました。



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この記事へのコメント
こんばんわぁ

w(゜o゜)w オオー!
ザリガニは食べられるのですねぇ^^;
伊勢海老みたいな味なのでしょうか?
アメリカザリガニは捕らえた事がありますが
さすがに荒川のものは食せません(><;)

・・・バルタン星人(笑)
Posted by イワナchan at 2006年09月20日 02:23
おはようございます、guitarbirdです

ウチダは冷水系出身なので、道内では、
アメリカよりも広まりやすいことが危惧されていると聞きました。
私はまだ現物は見たことがありません。
ニホンちゃんは守りたいですね!
Posted by guitarbird at 2006年09月20日 05:31
本当に最近、ニホンザリガニを見なくなりました(><)
子供の頃は自転車で山の中へ行き友達と石をひっくり返してザリガニ探しをしたものですが・・・・・そういえばカジカも見なくなったな~
農薬や河川改修、外来種に駆逐されていく在来種を考えると憂鬱に・・・・でもニジマスも外来種なんだよな~(葛藤)
Posted by C級アングラー at 2006年09月20日 08:07
バルタン星人ですね〜(^^ゞ
確か強いからではなくて保持してる菌?が日本ザリガニを駆逐しているようなのを
呼んだ記憶があります。

釧路は日本ザリガニはかなり危機的なようですね。
こちらでも支笏湖で発見されてびっくりしました。
もしも増えてしまったら支笏湖で怪獣ブラウンとバルタン星人を捕まえて美味しく頂く事にします(^^;
Posted by おやぢ at 2006年09月20日 11:42
 ど~も、お邪魔します。

 ウチダザリガニ=食用=美味しいですネ!!

 ウチにも「アメリカザリガニ」を飼ってますが
 写真で見ても、大きさ・色が全然違いますネ(@o@)

 まさに、バルタン星人っすな
 
Posted by きょん→iwaoさん。 at 2006年09月20日 13:29
 投稿ミスったすm(_ _)m・・・
Posted by きょん(^^ゞ at 2006年09月20日 13:33
こんばんは。

ザリガニっておいしいですね。「とったどー!」の浜口が料理していたので、食べられるとは知っていたのですが、今度、試して見ようかな。屈斜路湖はザリガニだけで、釣りはしなかったのですか?もう少しで湖も本番です。最近、魚の顔見ていないので、早く屈斜路湖に行きたいです。
Posted by ウーリー at 2006年09月20日 19:36
こんばんは。

滋賀県方面にも…ということで先ほど
「琵琶湖博物館」の魚類図鑑のページを確認すると、御説のとおり、

タンカイザリガニ

という名で、外来生物の欄に載っていました。しかし小生の長い琵琶湖生活においては一度もお目にかかったことはありません。
アメリカザリガニは近所に山程いますし、、ニホンザリガニ、手長エビなどは今でも探せばすぐに見つかるのですが(手長エビは稚鮎と並びここらあたりの料理屋の八寸の定番ですが)、やはりこのタンカイザリガニ、冷水系ということで、琵琶湖では大勢力は誇れないのでしょうか?

それにしてもその姿。小ぶりなロブスターと言っても良い感じですね。さらに水のきれいなところに住んでいるなら、間違いなく、

食っても美味いはず。

ああ、やっぱり北海道っていいなぁ。
Posted by ひげオヤジ at 2006年09月20日 20:09
こんばんは
大きくてハサミも立派で、まるでロブスターですね。
タンカイザリガニは淡海湖のみに生息するらしいですが、現在は同種としてあつかわれているそうですね。

子供のころ、父が獲ってきたアメリカザリガニを茹でて食べたことがありますが、味は覚えていません。
普通、そのころでも食べる人は少なかったと思います。
他にもヘビ、カエル、タニシ(これはお店でも食べられました)いろいろな物を食べさせられました。
Posted by ADIA at 2006年09月20日 21:20
こんばんわ
リンク先見ました。ウチダさんは大きいんですね。食べ応えがありそう。ミソなんかも美味しいんじゃないかな。
 料理店にも出荷されているようで、今後利用価値が高まるとひょっとしたら漁獲圧で減少して高嶺の花なんて事もあるかも知れませんね。
 バリバリ食えるのも今のウチダなんて・・・ピュ~・・・北海道の話題だけに寒かったようで・・・

タンカイザリガニは希少性故にか保護されてますね、皆が食べたらあっと言う間に絶滅かも。
Posted by release-windknot at 2006年09月20日 21:25
>こんばんわ イワナchan

 フォッ フォッ フォッ
 ワレワレハ、コレカラ ニホンノカワト ミズウミヲ セイフクスルノダ!

 北海道のザリガニを守るため、B級釣師は鍋を片手に ジュワッチ!
 アメリカザリガニには恐ろしい寄生虫が居るとか....。子供の頃何度か食べましたが、今は食べる気にはなりません。

>こんばんわ guitarbirdさん

 日本ザリガニは何度か見たことがありますが、繊細そうな大和撫子風でした。守ってあげなきゃと言う気持ちが湧いてきますね。渓流の奥の枯れ葉のしたに住んでいるところなんか奥ゆかしくて....。


>こんばんわ C級アングラーさん

 昔の北海道の河川に住む生き物ってどんなだったんでしょうね。網●川や美●川にもたくさん川エビが上って来ていたとか。カジカって見たことあるような無いような.。
 ニジマス....複雑な心境です。


>こんばんわ おやぢさん

 菌ですか。いろんな原因があるのですね。それにしても日本の在来種ってはかなく繊細な生き物が多いようですね。
 日本の在来種で海外侵略している勇ましいヤツって居るのでしょうかね?
 ブラウン......ポイント高そうですね。


>こんばんわ きょんさん

 ウチダさんは美味しいですよ。ただ、殻が固くて、胴が小さいので食べるのが面倒です。
 でもウマイ。またザリガニ釣りに火がつきそう。


>こんばんわ うーりーさん

 昨年は友人とその子供とでカヌーで遊んだついででしたので、釣りはしませんでした。
 15年ほど前は何度か山側でルアーを投げ、初めての60オーバーを釣りました。
 ウーリーさんのブログを拝見しているとまた、行きたくなってきました。
 7f #6のシングルでも大丈夫でしょうか?


>こんばんわ ひげオヤジさん

 ひげオヤジさんは琵琶湖方面でしたか。琵琶湖といえば琵琶湖大ナマズ....一度釣ってみたい。食べられるのかな?
 本当に小さなロブスターという感じですよ。ゆであがりの色も..。
 手長エビにも触手が動きます。

>こんばんわ ADIAさん

 ヘビ・カエル・タニシですか.....。お見それいたしました。当方海釣りで、酒がまわるとみんなでヒトデを食べます。
 ヘビも食べてみたい一つですが、祟りがありそうで手が出せません。

>こんばんわ release-windknotさん

 リンク先のように図説で見ると大きさがよくわかりますね。確かにボリュームはあります。
>>今のウチダ
→ヒュ〜 間もなく阿寒湖に氷が張りそうです。ヤマダく〜ん 座布団みんな持ってって〜。
Posted by B級釣師 at 2006年09月20日 22:29
ウチダって食用で持ってきたんですね@@
アメリカですが、ジストマの中間宿主でしたっけか、きちんと熱処理すれば大丈夫です。
フランス料理では、エクルビスとかいうらしく、
ドブ池のザリガニを都会のマダム達が
上品に食しているとか・・・(笑)
専門の捕師がいて卸しているって話を聞いたことがあります。
Posted by iwao at 2006年09月22日 10:10
.こんばんわ iwaoさん

 そうそう、ジストマでしたね。アメリカザリガニは、子供の頃の記憶で、どぶ川みたいなところでもたくさん獲れたので、なんだか食べる気にはなりません。
 ザリガニがフランス料理ですか? イギリスでも大の大人がザリガニ獲りに夢中になっている映像を見たことがあります。もちろん食用としてです。
Posted by B級釣師 at 2006年09月22日 22:39
 
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